■プロ野球 西武春季キャンプ(6日 宮崎・日南市)

来月のWBC開催で開幕が昨季より約1週間遅れるプロ野球。選手のコンディション調整などを最優先に考え埼玉・所沢で各自自主トレーニングを行っていた西武が6日、12球団で最も遅くキャンプをスタートさせた。

WBC侍ジャパンメンバーの源田壮亮(29)、山川穂高(31)がキャンプイン。WBC公式球でキャッチボールを始めると2人は1球1球、ボールの握りを確認しながら行った。試合で源田からの送球を幾度となく受けていた山川は「ボールが伸びるわ」と日本のボールとは違う感覚を口にしていた。

さらに2人一組で行うトスバッティング(1人は野手、1人はバッターになり、10m程度離れた位置から緩いボールを野手が投げて、軽く野手に打ち返すバッティング練習)もWBC公式球で入念に行った。源田は「(WBC公式球は)触った感じとか、若干大きさとかも感じますけど、そこまで気にしすぎてもね」と話した。
あと11日後に迫った侍ジャパンの強化合宿に向けて「出力を上げた動きをしっかりやって、その中でケガすることなく侍の合宿が始まるまで自分の中で練習して準備を100%して合宿を迎えたい。準備不足とかで後悔することがないように練習はしっかりしていきたい」と力強く答えた。