■プロ野球 ヤクルト春季キャンプ(6日 沖縄・浦添)
キャンプ初めての雨となった沖縄・浦添のヤクルトキャンプ、この日は室内での練習となったが侍ジャパンメンバーの高橋奎二(25)は中2日で3度目のブルペンに入った。WBC公式球での練習に古田敦也臨時コーチ(57)がキャッチャーを務め、中腰でのピッチングでは「ノットシュート(シュート回転はダメ)」と注意をうながした。
そして古田臨時コーチが座り、本格的にピッチングを開始すると2球目には「ボール伸びてるわ、伸びてる」と絶賛された高橋。全力で8球を投じ、その後キャッチャーが代わってもピッチングを続け34球を投げ込んだ。ボールを受けた古田臨時コーチは「WBC用のボールで投げて、多少普段のボールと違和感があったような感じはするんですけど、本人はまだまだしっくり来てないといってた。去年の強化試合の時とか非常に良かったんであと1か月くらいでしっかり調整して日本のために頑張ってくれるんじゃないかなと思っています」と話した。
受けてもらった高橋は「(ブルペンに)行ったら受けるみたいな感じだったので自分もびっくりして、受けてもらって良かったです」と笑顔で喜びを表した。
WBC公式球については「手こずってるかなという感じはあるんですけど、ボール自体はそんなに悪くないのであとはリリースの部分であったりそこら辺の調整というのをやっていけたらいいかな。僕自身、考えすぎているなという部分もあるので、いつも(力を)抜いて投げるタイプなのでそれを意識してもう一回やってみようかな」と新たな調整方法を口にした。