がんの死亡率は減っているものの、富山のがん検診の受診率は低い…
がん検診の受診率はまだまだ低いと能登医師は嘆きます。
富山県健康増進センター所長 能登啓文医師:「低いです。全国的に低いです。厚労省が出しているのでは、いいところで50%、女性なんか30%、40%ぐらいです。医学が進んで効果的な抗がん剤が出てきています。それを働かせるためには、しっかりと拾いあげなきゃだめなんです。実際にがんの死亡率というのはすごく減ってきて改善されてきています。早期で見つけて早期に治療しているからです。発がん率自体も生活習慣が改善されれば良くはなってきていますし、喫煙者が減って、肺がんも減りました。ピロリ菌を除菌すればこれからは胃がんも減ってきます。健康に寿命を終えられるためにはまず検診を上げることはとても大事だと思いますね。受けなくちゃいけないから受けるというんじゃなくって、自分にどういうリスクがあるかということを前提にやっていただきたいと思います」
生活習慣や感染するものが要因のがんは予防できる・・・
生活習慣からかかるものと、ピロリ菌など菌やウイルスから感染するものを合わせたがんの要因は男性で43.4パーセント、女性で25.3パーセントです。これは予防することができる割合です。

がんは生活習慣と密接な関係があり、喫煙や過度な飲酒、乱れた食生活、運動不足などの要因が重なると、がんに罹患する確率が高くなる傾向にあるので、日頃からの注意が必要です。