ドキュメンタリー映画「戦場記者」が岡山市内の映画館で上映されています。JNN中東支局長の須賀川拓記者の視点で、テレビの枠にとらわれない戦争の真実を映し出します。映画にこめた思いとは。先週、須賀川さんがいるロンドンと岡山を結んで話を聞きました。
ドキュメンタリー映画「戦場記者」と須賀川拓記者「モヤモヤも」

(米澤秀敏記者 リポート)
「ご自身では、今回どんな映画になったと捉えていらっしゃいますか?」

(JNN中東支局長 須賀川 拓 記者)
実はですね、そこはちょっと複雑な感情がありまして、そもそもタイトルのこの「戦場記者」っていうのが本来、僕たちはやっぱり必ず「取材者」じゃなくて「対象者」が主役になる、それは常だったので。その取材をしている自分が主役になってしまう、というところは、実はいまだにかなりモヤモヤしてるところがあって。

結果、たくさんの戦場を取材している僕を軸に、「ガザ」から「ウクライナ」そして「アフガニスタン」という三つの場所を繋げることができてきたので、結果的には良かったかなと思っております。
どこに遺体が、誰が中毒者か...「戦争の真実」

(映画・戦場記者より)「あそこ、あそこ、あそこ」「見える。見える…」

「走ろう、走る、走るよ。」

「だいぶ近づいてきたよ。でかいね、チェルノブイリ原発」

「ちょっとだめだこれ以上、どこに遺体があって誰が中毒者なのかって、ちょっともうわかんない」

「攻撃された穴があるな」

「恐怖による支配があるんじゃないかっていうのは、これだけの規模の訓練施設ですから、イスラエル側もおそらく把握してるんですね。でもこれ何にも見えない」