「昭和の車両」がいまだ主力の岡山エリア

ネット上で「末期色」とも...「まっ黄色」な113系

唸りを上げるモーター音。車体は黄一色。その古さと黄色さから「まっ黄色」→「末期色」と書かれている記述をネット上で見つけてしまいました。その車両は昭和感全開...そう、岡山エリアを走っている列車のほとんどが「国鉄時代」に作られた車両なんです。

「タラコ色」と呼ばれるキハ47形 普通に現役 

中には「タラコ色」と呼ばれる朱一色のディーゼル列車も。そんな古い列車が行き交う姿を、岡山の通勤・通学客の多くは疑問に思うことなく「日常風景の一コマ」として利用しています。

筆者の友人の写真フォルダから拝借 総武快速線(E217系)

ところがどっこい、たまに出張で東京に行けば、もはや「国鉄時代の車両」は一両も走っていないというではないですか。筆者が大学時代に使っていたJR東日本の総武快速線も、当時は「末期色」と同じ形をしていました。しかしそんな車両は欠片もなく、その後に置き換えられた次世代の車両ですら、すでに引退が始まっているというのです。

鉄道通も驚く「令和の光景」(左はやくもパノラマグリーン車)
「平成生まれ」のマリンライナーも今年で御年二十歳(223系)

ちなみに岡山エリアの「平成生まれ」の新型車両は、2003年にデビューした岡山ー高松間を走るマリンライナーと、県北を走る一部のディーゼルカーだけ。いま、令和の岡山の線路を、1975年~1986年製造の昭和生まれの「旧型」車両が埋め尽くしているのです。

旧型。。。旧型ザク。。。ガンダム好きの友人に、この状況をどう例えればいい?と説明を求めたところ、「宇宙世紀0079の『量産型ザク・ドム』が、宇宙世紀0105(機動戦士ガンダムZZよりずっとあと)の時代に活躍しているようなものだ」とのことでした。あぁアムロ、時が見える。

(「ガンダム例え」は【画像】欄に掲載 ヤフコメを見ながら随時「修正してやる!」予定です)

例えるなら量産型ザク(113系と115系)
例えるならドム(117系)「俺を踏み台にした?」
例えるならズゴック(キハ40形)「冗談ではない!」
例えるなら「ザク・マリナー」 SETOUCHI TRAIN(115系)
「稀な平成生まれ」例えるならリック・ディアス(223系)