家計を直撃する食品の相次ぐ値上げ。2月も多くの商品が対象となり、各家庭からは大きなため息が聞こえてきそうです。負担が増える中、スーパーも対策を講じています。

民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、2月に値上げとなった商品は冷凍食品やちくわなどの加工食品や調味料、飲料など実に5463品目。これは去年10月の7864品目に次ぐ、2番目の多さとなっていて値上げラッシュに歯止めがかかりません。


買い物客は「2人小さい子もいるので日々食費はかかるのでこれからもっとどんどん食べてくるようになったらやっぱり日常生活の値上げは家計の圧迫になる。」「価格が上がってばっかり安くなっているものが見当たらないのでこれから先どうなっていくのか不安」と話していました。

金沢市内のこちらのスーパーでは、商品の在庫がまだ残っているため、2月に入っての一斉値上げは行っていませんが、今後、影響は避けられないといいます。ひまわりチェーン小立野店の山本哲夫店長は「まだ1か月くらいは大丈夫だと思うけど、それからじわじわと少しずつ上がっていく。急には上がらないけど1品1品上がっていく。商売ですから難しい一気に上げられない」としています。

こうした状況に店側もあの手この手の企業努力で対策を練っています。こちらの店舗ではニンジンやダイコン、ホウレンソウなど家庭の常備野菜として欠かせない商品の値段を据え置くことで、買い物客の負担を少しでも減らそうとしています。

「客の目線に立って買う頻度が高いものはなるべく上げないようにしている」(ひまわりチェーン小立野店 山本哲夫店長)

来月もまた、2000品を超える値上げが予定されていて、家計への圧迫は終わりが見えません。