海外からの“受け入れ体制”が重要
【元 岩手県平泉町 観光商工課長 八重樫忠郎さん】「佐渡の場合は、価値は推薦書を出しているので、イコモスはわかっているんですよ。問題は保存管理がちゃんとできているかをチェックしに来ています」

こう話すのは、岩手県平泉町の元職員・八重樫忠郎さんです。八重樫さんは、平泉に来たイコモスの調査にも同行しました。

【八重樫忠郎さん】「平泉の場合は県とストーリーを作って、1年以上前から、もう歩くコースから、どこを見せていくか、シミュレーションしました」


その上で、海外の調査員に向けて、遺跡の案内表示を多言語に対応させることや、宿泊施設など観光客の受け入れ体制を整えていることをPRすることも大切だと強調します。

佐渡市も現地調査に向けて観光客の受け入れ環境の整備や遺産の価値の継承に力を入れています。
【佐渡市】「西三川(砂金山)の誘導・案内看板にQRコードをつけて、インバウンド対策。日本語でも当然わかるのですが、英語でも開設できるように整備しています」

さらに、イコモスの現地調査で重要なことが…