重要なポイント“地元の協力体制”
また現地調査では、地元の協力体制をアピールすることも重要だそうです。

岩手県平泉町では、環境に配慮し、景観にもマッチしているとして、イコモスの調査の2か月前からベロタクシーの運行を開始しました。


【ベロタクシーの運転手】「世界遺産登録実現していただきたいのと、少しでも私たちの仕事が役に立てればということですね」

【八重樫忠郎さん】「イコモスの調査を受けるにあたっては、島全体がひとつになって世界遺産に向かっていくと。また、自分たちの家の周りを片づける。自分たちの家の近くをきれいにする。それだけでもイコモス調査に寄与していく」
若手が集まって街おこしを 佐渡の取り組み
佐渡金山のお膝元・相川で地域を盛り上げようと活動しているのが、街おこし団体「相川車座」です。地元の若手商工業者が中心となって活動しています。

世界遺産登録に向けて街をさらに活気づけようと2022年始めたのが「相川ディグタウン」です。「ディグ」とは「掘る」という意味。金山らしく、相川の魅力を「深堀り」しようと名付けました。


拘置所跡に美術館を開いたり、着物を着て相川の京町通りを歩いたりするイベントを開いています。