長崎市の新庁舎開庁を市民が祝う『祝賀パレード』が1日、行われ、龍踊を含めた総勢120人の一行が華やかに行進しました。




出島町、江戸町、築町、賑町に栄町、魚の町──

室町時代6つの町から始まった長崎の歴史になぞらえ『令和の内町(うちまち)』を自称する6町が企画した新庁舎落成のお祝いです。

市内の高校の吹奏楽部と龍踊部も引き連れた総勢120人が出島から新庁舎まで行進しました。

様々な文化が混じりあってきた町の歴史さながらに──
金管楽器も、銅鑼も、ラッパも響きわたる華やかなパレードとなりました。

市民:
「よかよか上等。どんどん今から発展するよ。場所のよか所いったもんね」

庁舎の移転は長崎市にとって64年ぶりです。

長崎出嶋・内町活性化協議会 中嶋 恒治会長:
「新市役所ができた、それではお祝いに行こうじゃないか。単純にそれだけの理由でございます。おめでとうございます」

旧庁舎は原爆投下から14年後に開庁し、その時も市内の小中学生4千人が目抜き通りを行進しました。

田上長崎市長:
「皆さんの思いを力にして新しい市役所 ──頑張りますので、一緒になって町作りに取り組んで頂ければと思います。きょうは本当にありがとうございます」

人口が減る中でも活気ある町を目指し、市民の期待も背負った市政運営が始まっています。