後継ぎ問題の解決目指す会社…その仕組みとは?

社長就任からわずか2年、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いですが、実は吉川さんにはもうひとつの顔が。それを知るべく、拠点に案内してもらいました。滋賀県近江八幡市内で待っていたのは吉川さんと同世代の男性2人。銀行マン時代の元同僚で、後継ぎ問題の解決を目指す会社「SoFun」を2年前に3人で立ち上げていたのです。

吉川さんが社長を務めるミサキの経営状況を共有する3人。
【話し合いの様子】
「(現場数が)95から85に落ちた理由は何かあるの?」
社長はあくまで吉川さんですが、情報収集やシステムづくりなど、SoFunのメンバーも一体となり急成長を支えていました。
(SoFun 吉川友さん)
「僕が(ミサキの経営を)1人で成しえるということはなかなか難しいので、体も1つですし。そういった意味で、戦略を練る上での素案は、後継者が現場であげてくるんですけれども、あとは専門家も含めてチームでやっていくという方法をとっている」

SoFunが考えたのは、第三者による承継が当たり前にできる仕組みづくり。考えたのはこうです。面談などを経て発掘した、経営にチャレンジしたい候補者と共に、承継する企業を探します。事業継承に悩む会社オーナーとの協議を重ねるなど事業引き継ぎの縁を取り持ちますが、経営リスクを後継者1人に背負わせないため、SoFunが会社の株を買い取り、引き継いだ後も後継者と一緒にチーム経営で会社の成長を支えるというものです。














