人口800人の“山古志村” 「デジタル村民」は1000人!
「デジタル村民」とは、ネット上に作られた仮想の“山古志村”に所属している人です。山古志特産の錦鯉のアートを「電子住民票」として扱い、購入してくれた人を山古志の「デジタル村民」として迎えます。

人口減少が進む中、居住地や立場に関係なく様々なアイデアを募り、地域を活性化させることを目的に、2021年に始まりました。
きっかけは、2004年に起きた『中越地震」です。
当時の山古志村では、村民全員が故郷を離れる『全村避難』を余儀なくされました。
中越地震から、今年で19年となります。力強く復興をとげた一方、当時2200人いた山古志の住民は半分以下の800人ほどに減りました。高齢化率は55%を超え、地域の存続自体が危ぶまれています。
そのような状況の中で、“新たなコミュニティーの形を”、と始まった「デジタル村民」。去年12月末時点で、リアルな村民を上回るおよそ1000人に達しました。
今回はこの「デジタル村民」が、実際の山古志を体験。しかも、“豪雪地の冬”を体験するというものだったのです。