岩屋氏「政府間の話し合いが進むように最大限努力したい」

岩屋氏は金杉憲治(かなすぎ・けんじ)駐中国大使が会談に同席していたことに触れ、「会談の内容は政府にも届いていると思う」とした上で「政府間の話し合いが進むように最大限努力したい」と述べた。

APECを前に、高市総理がこの会談の結果にどう向き合うのかが焦点になったともいえる。

日中国交正常化と同じ日

岩屋氏と何立峰氏の会談が行われた54年前の同じ日、同じ人民大会堂で、当時の田中角栄首相と周恩来首相が日中共同声明に調印した。

会談中、北京の日本大使館で、日中文化交流の催し物が開かれていた。1970年代から80年代に日本で流行した音楽、いわゆる「シティポップ」の紹介イベントだ。「シティポップ」は中国でも人気で、大使館によると約150人が来場した。その多くが中国人だった。

日本の曲をベースで弾くことが趣味だという男性は「偏見や誤解を放置すれば、コミュニケーションのチャンネルが閉ざされ、決して望ましい関係とは言えない。言語は違っても、文化や音楽といった共通点を通じてさらなる交流へと繋げて欲しい」と話した。