初挑戦のタイ語に苦戦「何言っているか分かんない」
――アリはタイ語、モンゴル語、日本語など、さまざまな言語を話します。多言語を使っての演技はいかがでしたか?
とにかく、可能な限りレッスンをお願いしました。言葉って、その人が生きてきた人生の一部だと思うので、いい加減にはできないという気持ちがあるんです。ネイティブではないからと考える前に、まずは自分にできることをやろうと思って、しっかり練習しました。
タイ語でセリフを言うのは初めてだったのですが、レッスンの初日に監修の先生から「え? 何を言っているか全然分からない」と言われて(笑)。かなりショックでした。以前、中国語を少し習った時に、四声(しせい/言葉の意味を区別するための「声の高さや高低の変化(声調)」の数)あってすごく難しかったんですよ。それなのに、タイ語は五声(ごせい)あると聞いて、「五個ある!?」って(笑)。本当に難しかったですね。
それでもレッスンを重ねるうちに、先生から「聞こえるようになってきた」と言っていただけて。やっぱり積み重ねは大事だと感じました。撮影現場にも先生がいてくださったので、セリフの話し方が変更になったときにもすぐ相談できて心強かったです。とはいえ本番では、かなり緊張しました。
――タイの有名実業家・チョッキー・テーパーニット役のOHMさんとのタイ語での芝居はいかがでしたか?
さすがに全部を聞き取ることはできないので、「このタイミングで終わる」という感覚に合わせていました。ただ、言葉は分からなくても感情は分かる。激昂して、そこから沈んでいくリズムの中で「あ、ここかな」と感じることはありました。














