「地殻変動が起きた」元知事が語る県民意識の変化と転換

古謝玄太氏
「10年でしっかり工期を終えていただいて、そのあと直ちに返還をしてもらう。その期日がいつなのかということはしっかりと求めていきたいと思っております」

辺野古反対を貫いてきた玉城氏は、こんな言葉を残し去っていった。

玉城デニー氏
「矛盾がある計画を進めている国に対して、それでは納得しないという県民を代表して私が主張したことは間違っていません」

第5代沖縄県知事の稲嶺惠一さんは、今回の結果の意味をこう考える。

第5代沖縄県知事 稲嶺惠一さん
「地殻変動が起きたってことだと思いますよ。従来の沖縄と県民意識が変わったってことですよ。対基地の問題があるから。その意味では、画期的な転換だったと思いますよ」

地殻変動の予兆は、前回の参院選。沖縄で、参政党が12万票を集めたことにあったという。

第5代沖縄県知事 稲嶺惠一さん
「昔は、ウチナーンチュという意識があったと思うんですよ。ウチナーンチュというのは実は、微妙な意識なんですよね。日本の沖縄県人と、いわゆる沖縄人との、 そういう微妙な意識が入っているわけですよ。ところが、今の若い人たちは、その微妙な意識がないです。要するに、沖縄県人です。本土化しているわけ。本土の若い人たちが右傾化してますから、当然(沖縄も)右傾化した」

歴代8人の知事は、保守・革新問わず、沖縄の歴史を背負いながら決断を下してきた。

稲嶺さんは、沖縄県知事としての国益と県益のはざまでの苦悩を語った。

第5代沖縄県知事 稲嶺惠一さん
「国と良好な関係を保たなければうまくいかないんですよ。しかし、良好な関係を保つと、県民が許容できない問題点が必ず出て来る。保守勢力が強くなって選挙で全部勝つと、政府としてもある程度安心感があって、ある程度無理難題を押し付けてくる可能性がありますよね。そのときにどう知事が対応するか。非常に厳しい選択を迫られる。基地がある限り続く問題です」