「命のナシ」2年で1万2000個超の被害

三功園 佐々木浩喜さん
「今年は本当暑かったから、玉太りがちょっとあまり良くないけど、糖度は測ってみたら15度ぐらいあったんで、内容的には大丈夫なんですけど、やっぱり感極まるものがある」

9月に収穫を迎えるナシ「新興」の出来を嬉しそうに話すのは、福岡県うきは市のナシ農家・佐々木浩喜さん(55)です。

15日、妻の絵利子さんと一緒に1年かけて育て上げたナシ、約100個を収穫しました。

妻・絵利子さん
「楽しい。めちゃくちゃ取り放題なんで楽しいです。『今年は何コンテナぐらい取れたね』とか『大きいね』『綺麗だね』とかっていうやり取りができるのがこの時期だけなんで」

喜びを分かち合うように、丁寧に収穫を進める佐々木さん夫婦。

そこにはある理由がありました。

RKB 金子壮太 記者
「こちらの農園では、去年もナシを盗まれる被害にあっています」

三功園では2026年7月、収穫直前のナシ「幸水」を盗まれました。

しかも、盗難被害にあったのは2年連続です。

2025年は約7500個、さらに2026年7月は約5000個。

父・国義さんとともに大切に育ててきたナシが、2年であわせて1万2000個あまり盗まれたのです。

父・国義さん
「命と一緒やけんね、果物も。命のナシを盗まれたということはね、窃盗した泥棒さんも、考えようがない。どうしてこういう所のナシをちぎったのか」

三功園 佐々木浩喜さん
「またかやんね、またやられたっていう悔しさと、もう自分が歯がゆいよね」