家族とチームメイト、二つの支え

激動の日々を支えてきたのは、家族とチームメイトだという。

「1番近くで支えてくれているのは家族です。遠くからでも、現地でも応援してくれる。メンタル的に難しい時も、声をかけてもらったり」

チームメートとは、練習だけでなく生活も共にする。「いろんな価値観に触れ、いろんな選手の取り組み方を間近で感じながらプレー、生活ができている。そういう部分で絆が生まれやすいと感じています」

「勝負どころで、チームを押し上げる選手に」

これから先、自身が目指す「理想の選手像」を問われると、高橋は少し思案したあと、短く、しかし決意を込めて答えた。

「個の力で打開できる選手。勝負どころで得点につなげて、チームを押し上げられる選手になりたい」

苦しい局面、プレッシャーのかかる場面でこそ、ボールを託され、それを確実に決めてチームを勝利へ導く。それは、彼がアニメ『HUNTER×HUNTER』のクラピカに憧れた「信念を貫き通すクレバーさ」とも重なる、真のエースの姿だ。

壁にぶつかり、悩み抜いた経験を糧にして、若き大砲は進化を続ける。