日本のプロ野球史上初となる通算3000安打を達成した、元プロ野球選手の張本勲さんが亡くなりました。引退後は“ご意見番”として親しまれる一方、幼いころ広島で被爆した体験についても語っていました。

関係者によりますと、張本勲さんはきのう午後5時ごろ、東京都内の病院で亡くなったということです。86歳でした。

張本さんは広島県出身で、プロ野球選手として東映や巨人などで活躍。選手時代には、▼首位打者に7回、▼日本プロ野球史上初となる通算3000安打を達成するなど、数々の大記録を打ち立てました。

現役引退後は野球解説者としても活躍。TBSの「サンデーモーニング」では、長年“ご意見番”を務め、歯に衣着せぬコメントで親しまれました。

また、張本さんは「被爆者」として、自身の体験についても語ってきました。

張本勲さん
「2キロ以内でまともに被爆をうけていましたから。ひょっとしたら私も、そのうち原爆症がでるのではと。プロ野球選手だったけれど、常にその思いは消えなかった」

張本さんは5歳の時に広島で被爆し、長くその体験を話してきませんでしたが、去年、JNNの取材に対し、次のように語っていました。

張本勲さん
「若い人に『絶対に人間の世界では戦争はだめだ』『殺し合いは一番やってはいけないことだ』ということを語り継いでもらいたい。なぜならば、明日はあなたがそうなるかわからないから」