『Tシャツが乾くまで』感情が揺れたワンカット
出演ドラマ『Tシャツが乾くまで』の現場で特に印象的だった場面として、第5話で電話越しに感情をぶつけ合う約8分間におよぶワンカット撮影のシーンを挙げます。
ワンカット撮影では、抑えきれない感情の揺れ動きがリアルに表現されています。複雑な感情が入り混じる難しい場面でしたが、蒼井さんは脚本の力を信じてカメラの前に立ち続けたと振り返ります。
「生方美久さんの脚本がすごいので、とにかくその言葉をちゃんと言おうというところに集中していました。生方さんの台本ってほんと楽しいんですよ。プレッシャーもすごいですけど、やっぱり面白い台本なので、もう『生方さんの台本に則ってやれば、もう大丈夫』って」
劇中では、人間関係の絶妙なニュアンスが丁寧に描かれています。「一言で色々なことがひっくり返ったり、すごく細かくて学びが多い台本でした」と、作品から受けた刺激を語りました。
役者同士が作用し合う現場
現場では、共演者との掛け合いの中でも多くの気づきや発見があったといいます。松山ケンイチさんや中島歩さんをはじめとする共演者たちと時間をともにする中で、お互いに影響を与え合う感覚を実感しました。
松山ケンイチさんとの共演については、本番でスイッチが入った瞬間に「作用し合っている」感覚があり、向井さんも「ジャズセッションみたいだ」と感嘆。逆に中島歩さんは、細かくリハーサルをして「ここはなんでこんな気持ちなのにこのセリフが出るんですか」と突き詰めるタイプだったそうで、役者さんごとの全く違うお芝居の作り方がとても新鮮で勉強になったと振り返っていました。














