「存在感を視覚的に伝える効果も」日本に影響は?

出水キャスター:
教科書を提供している帝国書院によると、教科書では世界を示す地図としてはメルカトル図法は使われていなかったといいます。今までは面積の違いがマイルドになっている「ミラー図法」を使っていたそうです。

私たちの生活に大きな影響はあるのか、日本地理学会前会長・井田仁康特任教授に聞きました。
日本での生活に大きな影響はないとしたうえで、「潜在的に大きな国に注目していた。実際の面積を示すことで、アフリカが世界における存在感を視覚的に伝える効果も」あるのではないかということです。

視覚的に国力を想像してしまうことはありますか。

「The HEAD LINE」編集長 石田健さん:
視覚的な部分も大きいと思います。さらに、歴史的に大航海時代に誕生した地図であることや、ヨーロッパが中心に描かれていることで、帝国主義的な意図が強かったと推察します。

地図というものがヨーロッパから生まれ、そしてアフリカが歴史的に西洋の植民地として位置づけられてきた。その歴史が今も残っていることに紐づけて考えると、地図が必ずしもビジュアルだけではなく、政治的に使われてきた歴史も一緒に思いを馳せることが大事なのだと思います。