西之表市の馬毛島で計画されている自衛隊基地の宿舎建設が、地中から大量のごみが見つかり中断している問題です。

西之表市の住民らが、市による地中の調査や廃棄物が混じった土の処理にかかる費用の支出は違法・不当として住民監査請求を行っていましたが、棄却されました。

防衛省は、馬毛島で勤務する自衛隊員用の宿舎を西之表市内に整備する計画ですが、市が売却した土地の地中から古タイヤなどの大量のごみが見つかり、おととしから工事が中断しています。

これを受け、市は、地中の調査や廃棄物が混じった土の処理費用として、あわせておよそ2100万円の支出を決めています。

こうした市の対応について住民5人が7月、「市の公金支出は違法もしくは不当」として、支出の差し止めなどを求める住民監査請求を行いました。

また8月には、別の住民13人も同様の住民監査請求を行いました。

2つの請求に対して、西之表市の監査委員はきょう9日までにいずれも棄却しました。

棄却の理由は、
▼地中調査は、市としての目的や必要性を欠くものと認められない
▼土の処理費は、市議会の議決を経ている
などとしていて、いずれも、「違法・不当な公金支出と認められない」などとしています。

今後、住民らは訴訟を起こす方針です。