気象庁は午後6時20分、岐阜県と愛知県を流れる庄内川にレベル5氾濫特別警報を発表しました。これについて気象庁と国土交通省は、午後7時20分から会見を行い、直ちに身の安全を図るよう呼びかけました。

気象庁予報課 細見卓也 課長
「庄内川、愛知県、岐阜県にレベル5氾濫特別警報を発表しました。指定された避難場所への避難がかえって危険な場合には、少しでも浸水しにくい高い場所へ移動するなど、身の安全を確保する必要があります」

前線や熱帯低気圧の影響で、きょうも東海地方を中心に記録的な大雨となっていて、愛知県と岐阜県では線状降水帯も発生しています。

この影響で、愛知県と岐阜県を流れる庄内川のうち、支流の矢田川では、午後5時40分から午後6時半まで水位が「氾濫発生水位」を上回りました。これを受けて、気象庁は午後6時20分に「レベル5氾濫特別警報」を発表しました。

国土交通省によりますと、名古屋市の瀬古の基準観測所で氾濫発生水位に到達したということです。

気象庁と国土交通省は、先ほど午後7時20分から会見を行い、「浸水想定区域などでは何らかの災害が発生している可能性が極めて高い」として、ただちに身の安全を確保するよう呼びかけました。

そのうえで「安全な避難ができず命が危険な状況だ。むやみに移動せず、今いる場所よりも安全な場所へ移動して身の安全を確保してほしい。川の様子を見に行くのは絶対にやめてほしい」と呼びかけています。

さらに「浸水した場所では車の移動が大変危険だ。立ち往生し、水没するおそれがある」として、河川や用水路、冠水した場所、特にアンダーパスや低地へは絶対に近づかないよう呼びかけています。

すでに水位は「氾濫発生水位」を下回っていますが、国交省の担当者は「水位が高い状態が続いていて、周辺が危険な状態であることには変わらない」としています。