巨人の岡本和真(26)が23日、ジャイアンツ球場での自主トレを公開し、自身初出場となるWBCに向け、並々ならぬ意欲を見せた。

最高気温7℃、うっすらと雪が舞う川崎市のジャイアンツ球場。岡本は屋外でのランニング、キャッチボールを終え、室内練習場へ移動。打撃練習で鋭い打球を時折ネットに突き刺し、順調な仕上がりぶりを見せた。身体の状態は「元気いっぱいです」と明るい口調も、内定しているWBCの話題には「そのユニホームを着て、大会でプレーするというのはずっと目標であるのでしっかりと全力でプレーしたいと思います」と一転、表情を引き締めた。

WBCでの役割も強く意識している。2019年には開幕から4番を務め、ファースト、サード、レフトで143試合中134試合に4番スタメン出場を果たした。「今でこそ、サードしかやってないですけど、サードもファーストも外野もある程度、守れると思っている。しっかりどこでも出来るのは自分の強みでもあるかと思います」と強烈にアピールする。

すでに侍ジャパン入りが発表されている、鈴木誠也(28)、近藤健介(29)に、内定している侍ジャパンを加え外野手は、ラーズ・ヌートバー(25)、吉田正尚(29)、の4名のみ。どこでも守ると決意を滲ませる巨人の大砲が、14年ぶりの世界一に向け全力で貢献する。