「どこが今大変ですか?」と聞かれても「どこも大変」としか
ただ正直なところ、いくら災害支援のプロ集団であっても、失礼ながら誰もが知っている、というわけではなく、当時は混乱が続く中でいきなり目の前に現れたら、果たして信頼していい方々なのか、支援の手をつかんでよいのかとても戸惑いました。
火事場泥棒の話が同じ頃には既に出回っていたからです。相手はそのことも想定済みで、信頼を得るためのノウハウをしっかり持ち合わせ、被災者の心に寄り添う形を徹底しておられたと思います。
個人で駆け付けた方の場合はもっと戸惑いました。特に、地元に親戚やゆかりのある人がおらず、報道を知って衝動的に駆け付けてくださった方。現場活動がしたくて来た人からは『どこが今大変ですか?』と尋ねられても『どこも大変』であったし、それ以前に周辺の状況すら避難所にいる人達にはまともに情報がなくて、返答に困ることがありました。(続く)

















