9月に開幕するアジア大会に向けてアーチェリー日本代表が28日、北区・味の素ナショナルトレーニングセンターで公開練習を行った。

アジア大会は、2028年ロサンゼルス五輪の出場枠獲得がかかる重要な一戦となる。リカーブ部門においてオリンピックの出場権を獲得できる条件は、「混合団体での優勝」、または「男女個人戦における成績最上位の国・地域(※すでに枠を獲得している国を除く)」となる。さらに、ロサンゼルス五輪から待望の追加種目となったコンパウンド部門においても、混合団体で優勝を飾れば、五輪出場枠(男女各1枠)を獲得できる。「アジアを制する者が世界を制す」と言われる激戦区で、新種目コンパウンドを含むW(ダブル)での五輪切符獲得へ、日本代表の挑戦に大きな期待が集まる。

2024年パリ五輪にも出場し、世界選手権の男子リカーブ団体では2大会連続(23、25年)銅メダルを獲得した中西絢哉(27、シーアール物流)は「(混合団体は)どの選手と組んでもレベルが高くて頼れる女子選手ばっかりなので、国に出場枠を持って帰れるように頑張りたい」と意気込みを語った。

中西選手

リカーブ女子代表園田稚(24、デンソーソリューション)は「混合団体は自分でも得意な種目だと思っている。男子の選手も素晴らしい選手が揃っているのでチャンスはすごくある。自分の実力を出し切って、しっかり10点に決めて金メダルを狙いたい」と闘志を燃やす。

園田選手

一方、メカニカルな弓で精密射撃を競うコンパウンド部門では、45歳で競技を始めた異色の経歴を持つ佐藤真理子(54、内藤義肢製作所)が、基本を徹底的に磨き直して代表入りを果たした。初のアジア大会に向けて「コンパウンド競技にあまり興味が薄い人たちでも面白いじゃないと思ってもらえるパフォーマンスが演じられるように頑張りたい。揺るがない結果を出したい」と力強く誓った。

佐藤選手


競技日程:9月26日 ~ 10月3日
会場:岡崎中央総合公園多目的広場

【代表一覧】※年齢は26年9月19日の開会式時点の年齢
◇リカーブ部門(個人、団体、混合団体)
■男子
青島鉄也(24、エディオン)
舟橋悠矢(22、日本特殊陶業)        
中西絢哉(27、シーアール物流)
■女子
園田稚(24、デンソーソリューション)
大田楓子(20、近畿大)
朝久野奈波(24、日本建設)

◇コンパウンド部門(個人、混合団体)
■男子
河本尚己(32、渋谷アーチェリー)
■女子
佐藤真理子(54、内藤義肢製作所)