■陸上 ダイヤモンドリーグ第14戦 チューリッヒ大会(日本時間28日、スイス)

陸上の世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)のチューリッヒ大会が行われ、DL対象種目ではない男子400mに日本記録保持者の中島佑気ジョセフ(24、富士通)が出場し、シーズンベストとなる44秒62で優勝した。また、男子400mハードルで東京世界陸上銀メダルのA.ドスサントス(26、ブラジル)が45秒80で世界新記録を樹立。さらに、女子100mハードルでは24年パリ五輪金メダルのM.ラッセル(26、アメリカ)が12秒09で従来の世界記録を0秒03塗り替えた。

44秒62で優勝した中島。このタイムは昨年の東京世界陸上決勝で出したタイムと同タイムとなり、1年ぶりに44秒台を記録した。東京世界陸上予選で44秒44と従来の日本記録を0秒33更新し、日本新記録を樹立した中島は、持前の後半の強さを活かし、準決勝、決勝といずれも44秒台で走り日本勢最高の6位入賞を成し遂げた。今季は400m以外に、前半の強化を目的に専門外の200mのレースにも出場、14日に行われたアスリート・ナイト・ゲームズ福井では追い風参考ながら20秒72と自己ベスト(20秒89)を上回るタイムを記録した。中島は、9月に日本で開催されるアジア大会愛知・名古屋の代表にも選ばれている。

今大会2つの世界新記録が誕生した。男子400mハードルでに出場した東京世界陸上銀メダルのA.ドスサントス。スタートから加速し、200m付近でトップに立つとスピードを維持し、他者を寄せ付けない走りでフィニッシュ。45秒80で世界新記録を樹立。K.ワーホルム(30、ノルウェー)が持つ記録を5年ぶりに更新した。A.ドスサントスは4日前にポーランドで行われたDLシレジア大会で今季世界最高の46秒43をマークしていた。

1つ目の世界新記録が誕生した約40分後、女子100mハードルでは24年パリ五輪金メダルのM.ラッセルが出場。前半からぐんぐんとスピードをあげ堂々の1着でフィニッシュ、従来の世界記録を0秒03上回る12秒09で、A.ドスサントスに次ぐ今大会2つ目の世界新記録を打ち立てた。