「父親の勝利宣言のバンザイ」
「あれ、父に言わせるとね、自分の息子がたった8歳、こんなチビで目が見えなくなった。でも自分は、きょうこの日まで時間の許す限り、腕によりをかけてこの子を鍛えた」
「その子は、いつの間にか自分より遥かに大きくなって、こんなに大勢の人に見送られて、今東京へ出発していく。この目の見えん子を、私がここまで大きゅうした。この子を育ててよかった」
「あれこそ、重い障害を背負った我が子を育て上げた、父親の子育ての勝利宣言のバンザイ以外の何物でもない」
「お父さんありがとう、お父さんのおかげで、こんな体をもろうて東京に行ける。ありがとう、お父さんって。下を見て涙をこらえて、そうつぶやくのがやっとだった」
「私はね、そんないい親に恵まれたんですよ」

















