絶望の中に届いた 阿部寛さん直筆のハガキ
そのハガキが届いたのはそんな時だった。
2024年4月のある日、敦子さんが郵便受けを見ると、自分の字で宛名が書かれたハガキが1枚入っていた。
表を見ると、縦に大きくサインが書いてあった。
「宛名は自分の字だから、最初は何か分からなかったんです。まさか返事が来るとは思っていなかったですし」(敦子さん)
半年前に阿部寛さんの事務所に送った手紙。
あの手紙を読んで、同封したハガキに阿部さん本人がサインを書いて送り返してくれたのだった。
気づいた時はびっくりして声が出なかった。
サインの横にはひと言「ファイト!!」と力強く書かれていた。
「早く見せないと!!」と夫の部屋に駆け込んだ。
「阿部寛さんからサインが届いたよ!本物だよ!」興奮して見せたが、反応は意外なものだった。
「ハイハイ、分かった分かった。またネタやろ?」
敦子さんが元気づけるために続けていた「ネタ」だと思われていた。
「いやいや、お前が書いたやろ。だって、宛名もお前の字や」
そこから経緯を説明したら、少しずつ信じてくれはじめた。
それでも疑っていて、インターネットで阿部さんのサインを探して見比べて、ようやく本物だと納得した。














