宮崎でも、地震などで大勢の人が「車中泊避難」をする可能性は十分あります。
多くの被災者が「車中泊避難」をしている今回の熊本地震では、車中泊をしていた70代の女性が熱中症の疑いで亡くなる事態が発生したほか、そうした避難者に支援が行き届かないという課題も指摘されています。

熊本市では、10年前の熊本地震で、車中泊避難に伴う健康被害が相次いだことを受け、今年4月、車中泊避難に関するガイドラインとマニュアルをつくりました。
それによりますと、熊本市では、専用の「車中泊避難場所」をあらかじめ指定。震度6弱以上の地震が発生した場合などに、開設するとしています。
また、避難者向けのマニュアルでは、サンシェードやエアーマットといった事前に準備するものや、エコノミークラス症候群を防ぐ足の運動法などがまとめられています。


一方、県内の現状はどうなっているのか、MRTが、延岡市以外の県内8つの市にも取材したところ、車中泊避難のガイドラインやマニュアルを作っている自治体はありませんでした。

基本は、通常の避難所への避難が原則なのでしょうが、今回の熊本の状況を見ますと、車中泊避難を想定した準備は必要だと考えられます。
また、今回、延岡市のアドバイザーを務める専門家は、一般の住民に対し、次のように呼びかけています。
(さんすい防災研究所 山﨑水紀夫代表)
「エコノミークラス症候群を防ぐには、車内をフラットにすることが絶対条件。段差がある場合は、マットやクッションで対策する必要がある。

また、暑い季節は、窓を開けると虫が入るため、防虫ネットを事前に準備しておくのがおすすめ」と話しています。

車中泊避難の可能性がある人は、そのリスクを理解し、事前にできることは対策をしておくことが必要です。














