野菜を用いて世相を風刺した作品を展示する祭りが、石巻市内で23日夜に開かれました。100年以上前に始まった祭りは、担い手不足などを理由に2027年以降、休止されることになりました。

にっこりと微笑むお地蔵様。カボチャやパプリカを使って仕上げられています。

宮城県石巻市旭町の「野菜仕掛け物祭(やさいしかけものまつり)」は、収穫された野菜を使い、世相を風刺した作品を展示するものです。豊作への願いを込めて100年以上前の大正時代初期に始まったとされています。

23日夜は、ナスで作ったくまモンやゴボウの募金箱など、熊本地震の被災地に思いを寄せる力作6点が展示されました。

訪れた人:
「最高毎年楽しみに来ているよく考えるなと思って」
「どれも工夫が凝らされていて素敵」

素材となる野菜は、町内会費で購入していて物価高騰に加え、高齢化などによる担い手不足が課題となり、一旦、2026年を区切りとし、2027年以降、休止されることになりました。

旭町恒心会 日野雅晴会長:
「(かつては)自分たちが作った(野菜を)ものを持ち寄って仕掛け物を作っていたが、今は野菜を購入して祭りを維持している。物価高で野菜が高くなると運営が難しくなる」

訪れた人たちは、休止が決まった伝統の祭りを、名残惜しそうに楽しんでいました。