あすから日本の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪が予想されるほか、気温も、全国的に「10年に一度」というレベルで低くなる見込みです。
気象庁と国土交通省はきょう午後、大雪や暴風雪、吹きだまりによる交通障害などに警戒するとともに、不要不急の外出を控えるよう緊急の呼びかけを行いました。
国土交通 省水管理・国土保全局 中込淳防災課長
「大雪による立ち往生に警戒が必要ということもありますので、多くの場合、不要不急の外出を控えていただきたいということがまず一点目になります」
気象庁によりますと、あすから26日ごろにかけて、日本の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込み、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。
気象庁 気象監視・警報センター 加藤廣所長
「寒気が最も強まるのは西日本では24日後半から25日の前半、東日本・北日本では25日になる見込みです」
その影響で、日本海側を中心に大雪となるほか、西日本の太平洋側や東海地方でも山間部を中心に大雪となり、平野部でも一部で積雪や大雪となりそうです。
特にあすからあさってにかけては、東日本と西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、積雪が短時間のうちに急激に増えるところがあるということです。
気象庁 気象監視・警報センター 加藤廣所長
「東北地方から九州南部の広い範囲で警報級の大雪が予想されますが、普段雪の少ない九州北部、九州南部でも警報級の(大雪の)可能性が高いと予想されております」
一方、気温も全国的にかなり低くなり、「10年に一度程度」の低温が予想されるとしています。
気象庁 気象監視・警報センター 加藤廣所長
「冷え込みが強まることによって、前日に降った雪が凍結する、水道管・水道の施設などが凍結によって被害を受ける、そういった可能性もございますので十分に注意と準備をしていただきたい」
そのほか、あすから26日ごろにかけて、海上を中心に全国的に非常に強い風が吹き海は大しけとなる見込みです。
気象庁と国交省は、大雪や暴風雪、吹きだまりによる交通障害などに警戒するとともに、不要不急の外出を控えるよう緊急の呼びかけを行うとともに、強い冬型の気圧配置は27日ごろに一旦緩むものの、29日ごろにかけて再び強まる可能性があるとして注意を促しました。
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