い草の生産量国内1位の熊本県「倉庫が倒壊した」頭を抱える生産者

甚大な被害は、農業にも及んでいます。

私たちが日常で目にする「畳」。その原材料である“い草”は、熊本県が国内シェアの9割以上を占めます。

「これからどうしよう」と嘆くのは“い草”生産者の有馬俊朗さん。畳表にする前の“い草”を保管する2階建て倉庫の1階部分が倒壊しました。

倉庫に保管していた“い草”は畳表約7000枚分。しかし取り出せたのはわずか1000枚分で、それらも今や保管できる場所が失われたままです。

有馬俊朗さん「い草って乾燥した草なので、湿気や日光を嫌う。じわっと変色したりするから、自分が思った通りの畳表になるのか、想像がつかない」

有馬さんの言葉には、先の見えない不安が滲んでいました。