生産量減少と価格高騰…農家が直面する“甘くない現実”

歴史ある日本の梨栽培ですが、現在は非常に厳しい現実に直面しています。国内における梨の収穫量(生産量)は年々かなり減少しており(農水省調べ)、それに伴って価格はこの10年で約2.5倍にまで高騰しているというデータもあるようです。
生産量が減少している背景には、深刻な理由が存在します。
▼「手間がかかる」
果物は野菜に比べて手間がかかりますが、その中でも一番手間がかかるのがブドウ、その次が梨といわれています。
▼「担い手の減少・高齢化」
▼「設備の老朽化」
梨は枝を棚にくくり付けて作ります。その棚の寿命は約50年。梨栽培が大きく流行した1970年代~80年代からちょうど50年が経過した現在、棚の設備が古くなっており、高齢化も相まって廃業を選択する農家が増えているということです。
さらに、“菌”の進化や暑さ問題も追い打ちをかけています。
西尾上級研究員によると、同じ品種を作り同じ薬剤を使い続けたことで菌に耐性ができ、今度は「黒星病(くろぼしびょう)」という新しい病気が蔓延し始めているほか、猛暑や暖冬への対策も急務となっています(竹村教授)。














