もう“中国の人たちの街”に…失われた50年の日常
約50年暮らした自宅を立ち退いた岡本さん。このアパートからも去ることを決めた。

岡本昇さん
「(80代になって2回引っ越すことになる?)確かにね。まあ、今回が最後でしょう。人の家ってこれだけ物が詰まっているんだなと思ってね」
名古屋に住む娘のところへ引っ越すことになった。近所付き合いが途絶え、孤立していく高齢の両親を娘は心配していた。

岡本昇さん
「いまはずっと民泊になったでしょ。この近所はほとんど民泊になった。だからもう“中国の人たちの街”になったなと」
民泊となったかつての自宅。最後にもう一度、その姿を確かめに行く。
岡本昇さんの妻
「こんなになっているんだ。電気がついている」
岡本昇さん
「営業しているんちゃうか。これで見納めやで。しかたない」
岡本昇さんの妻
「もう終わりや」

岡本昇さん
「もう見ることもないわ。行こか。しかたないわね。これで見納めや。まあ、きれいになったわ」
子どもを育て、夫婦の時間を重ねたこの街にもう戻ることはない。














