終戦直前、現在の新潟県村上市の坂町駅で3人が亡くなった『坂町空襲』。
その犠牲者の姉である母が遺した空襲の記憶を、戦後生まれの79歳の女性が、めいとして娘として、いま“朗読劇”でつないでいます。

「― ものすごい“うなり”を上げ、坂町めがけて飛んできました」
「と、見る間に駅舎めがけてタタタと一斉射撃。ものの5・6分だと後で聞きましたが、その長かったことは、今思い出しても怖さに呼吸が止まりそうになります ―」

新潟県村上市出身の書家・宮絢子さん(79歳)が読み上げたのは、13年前に亡くなった母・郁子さんの空襲の記憶です。

東京で開いた朗読劇で、母の記憶を届けました。

【宮 絢子さん】
「少しでも知ってもらえたらいいなとか、なんのために死ななきゃならなかったってね。そういうことがいっぱい起きたんだということ」