Jリーグでも珍しい「抜き切る力」

若き才能の強みと今後の課題について、香川は技術的な観点から具体的に分析する。その高い評価は、横山自身のモチベーションにも繋がっている。

--香川選手から見た、横山選手の強みは何ですか?

香川: ドリブルで「抜き切る力」ですね。Jリーグでもなかなかいない。あとはどこでその力を発揮するか、どこで味方を使うかといった判断が良くなれば、もっと数字(結果)を残せる選手になれると思います。

横山: 自分の武器を評価してもらえて嬉しいです。そこを伸ばしつつ、パスやワンツーで入っていくなど、周りを使った判断の質ももっと高めていきたいです。

「自分が一番だ」という気持ちを持って挑め

9月に愛知・名古屋で開催されるアジア大会に出場する、U-21日本代表メンバーに選出されている横山。日本代表の主力として世界と戦い続けてきた香川から、これからの成長に向けた力強い期待とエールが送られた。

--代表活動も含め、今後の成長に何を期待しますか?

香川: この年代は伸びしろをものすごく持っている年代。ライバルや同世代と競争しながら「自分が一番だ」という強い気持ちを持って、代表でもやってほしいです。

横山: 代表としてサポーターの方々に自分の名前を知ってもらいたいですし、アジアで優勝できるよう練習からしっかり取り組んでいきます。

香川からの「常に考えてプレーしろ」というアドバイスを糧に成長を続ける横山は、8日に行われたJ1開幕戦のファジアーノ岡山戦でさっそく大きな結果を残してみせる。前半24分、憧れの香川からのアシストを受けて奪った価値ある一発は、横山にとって嬉しいJ1リーグ戦初ゴールとなった。試合も2-1で勝利し、最高の形でスタートを切っている。

9月16日に初戦の香港戦を迎えるアジア大会。世界を知るレジェンドから受け取った言葉と確かな実績を携えて、横山はピッチで自らの価値を証明しにいく。