■断水の中で続く歯科治療と支援の課題

熊本県氷川町で8月9日、倒壊を免れたとしても、家の中は散乱。断水が続いている地域もあります(8月10日午前10時半現在3万4038戸)。
断水の中で治療にあたっているのは、歯科医師の西山正之さんです。
<西山歯科医院 西山正之院長>
「口腔内ケアは本当に心掛けてもらわないと、誤嚥性肺炎にかかれば死に直結する」
歯を磨けない状況で口の中の細菌が誤って気管や肺に入ると、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクがあるといいます。治療に使うのは、飲料水です。
歯を削る機械は熱を出すため、冷却できないと患者が痛みに耐えられないといいます。
本来なら機械から自動で冷却水が出ますが、断水で水が出ないため飲料水を注射器に入れてしのぎます。水は近所からの差し差し入れです。
<近隣住民>
「あとどれぐらい欲しいですか。まだいっぱいありますけど」
<西山院長>
「こんな中、持ってきていただいて、言葉がないです」
断水解消のめどは、8月末。日常が戻らない中でも患者に向き合います。














