「珍しい植物&希少動物」も無料で観察

普通の博物館では考えられない空間が広がっているのは、隣接する「バイオリウム」。農大と連携し調査などを行った『一般財団法人・進化生物学研究所』が運営している“展示温室”です。

前橋館長:
「全ての生き物が一体化している生き物空間となっている」

温室内にはマダガスカルを中心とした熱帯や乾燥地帯の植物約100種類が展示されていて、室内は熱帯の環境に合わせ20〜25℃前後に管理されています。

例えば、サボテンといえば丸くとげとげした形ですが、一見サボテンには見えない「ツル植物」のようなものも。

前橋館長によると、「サボテンは元々は木に近い姿だったのが、環境に適応して進化していった」とのことで、こうした植物の進化の不思議を目で見て学ぶことができます。

さらに、同じ場所には…

小5男子:
「ワオキツネザルとかスナネズミとか色んな生き物がいて楽しかった」

絶滅危惧種のサル「レムール」や、体重が約50kgもある「ケヅメリクガメ」などの希少動物も間近でじっくり観察できます。

▼中1男子:「剥製だけかなと思ったらサルとかカメもいたんですごいなって」
▼中2女子:「植物から木になるんじゃなくて、木から植物になる進化の過程ですごく興味深いものがあった」

唯一無二「日本酒」の酒瓶コレクション

子どもだけではなく大人も楽しめるのが、壁一面に飾られた「日本酒の酒瓶コレクション」。その数なんと280本が並んでいます。

それにしても、一体なぜ日本酒のコレクションが?

前橋館長:
「元をたどればお米から作られているので農業にも深く関わりがある。きれいな映えスポットとして活用してもらえれば」

東京農大には「醸造科学科」という日本全国でも数少ない発酵やお酒の製造技術を研究する学科があり、日本全国の酒蔵の約6割で卒業生が働いているとのこと。

前橋館長:
「原料を作るところから加工するところ、そして最後にいただくこと全部含めて食と農。農業というのはこういうことをやっているんだ、こうやって我々の口に届くんだ、またこんな問題があるんだ、全てを食と農の博物館で体験しながら学んでもらいたい」

(THE TIME,2026年8月10日放送より)