農業を学び、酒米を育ててきた山形県村山市の高校生が、きょう(20日)、本格的な日本酒の仕込み作業を体験しました。

山形県立村山産業高校では、地元の食文化や産業に触れ地域活性化につなげてもらおうと、2017年から東根市の酒蔵「六歌仙(ろっかせん)」と協力しオリジナルの日本酒を作っています。


農業科は酒米を生産し、商業科はラベルデザインを考えるなど、毎年、学科ごとに協力して商品化しています。きょうは農業科の生徒が酒造りの工程を学ぶため、麹、水、米を混ぜる仕込み作業を体験しました。

高さおよそ2メートルのタンクに櫂棒(かいぼう)と呼ばれる棒を入れ混ぜていきます。

報告・嘉藤奈緒子「生徒のみなさん体を大きく使って一生懸命まぜています。ただ、次々と酒米が入ってくるのでどんどん大変になっているようです」
生徒「軽いかなと思って最初はやっていたのですが徐々に重くなっていって結構腰が痛いたいですね。おいしくなってほしいという気持ちを込めて混ぜています」

大変な作業に生徒を見守る六歌仙の職員もエール!
職員「がんばれー!!『おいしくなれ』と言ってね~!」
およそ20分後、均一に混ざったら、仕込みは完了です!

六歌仙・高宮直樹さん「最後まで一生懸命やっているのがひしひしと伝わってきてきっといい酒ができるのではないかなと思います。この業界、高齢化が進んでおりましてやはり若い力の偉大さを改めて感じました」

生徒「大変でしたすごく。いつも見ているお酒もこういう感じで作られているのかなとしみじみ思いました」

村山産業高校オリジナルの日本酒「花ひかり」は3月上旬から六歌仙のオンラインショップなどで販売されるということです。















