新型コロナウイルスの分類が「5類」に引き下げられた場合、対応がどのように変わるのか、見ていきます。
まず現在の「2類相当」だと、新型コロナウイルスに感染した場合、国や自治体は「入院勧告」や「職場に出勤しない」「外出を控える」などを要請することができます。
しかし、「5類」になった場合、こういった要請ができなくなります。
また、いまままで公費で賄われてきた治療費やワクチン接種費などの補助がなくなり、一部、自己負担となります。
今まで全額公費で賄われていたものが急に自己負担となると「病院に行かなくてもいいか」という人も出てきてしまうかもしれません。
そういった懸念もあり、治療費などの費用に関して、政府は当面の間公費負担を継続し、段階的に縮小する方針を示しています。

また、分類の見直しとともに、屋内でもマスクをつけなくてもいいという案も現在、議論が進んでします。

こうした政府の新たな方針決定に、福島県内でも様々な意見が聞かれました。
福島市内に住む人「ちょっと不安ですよね。マスクとか皆さんが外してしまうのが不安だと思う。営業で回っているとちょっとコロナで来ないでくださいと言われることがまだあるので、その辺りが動きやすくなるかなと思う」
宮城県から訪れた会社員40代「緩くなってまた(感染)爆発していったらどうするのかなと思います」
福島市内の大学生「インフルエンザに最近かかったけど、コロナよりもインフルの方が症状的に辛かったから、インフルと同じ枠組みになって予防をやっていけたら良いのかなと思う」