「この人しかできない仕事」を失くす――社長が踏み切った大きな改革
そんな沙魚川さんを受け入れたのが、地元で創業78年、社員16人の「本吉電機」でした。

ハローワークを通じて事情を知った会社は、娘の病気や家庭環境を理解した上で採用を決断。そして同時に、会社全体の働き方を根本から変える業務改革に踏み切りました。

本吉弘和社長は当時の決断をこう振り返ります。
本吉弘和社長:「沙魚川さんしかできない仕事というのを失くして、本人がいなくても皆でフォローできる体制を意識しました。さらに『女性だけの仕事』『男性だけの仕事』という枠組みも失くし、お互いに業務を共有できるように皆で仕組みを作り上げたんです」

「受診や体調不良で急な休みをとってしまう」という沙魚川さんの事情を前提とし、特定の誰かしかできない業務(属人化)を徹底的に排除。社員全員で守備範囲を広げるクロスワーク(業務共有)を推進しました。















