路面の段差生んだ”想定外”の「断層変異」
梶田教授は地震の翌日に妙見第一橋を視察し、ある光景を目にします。

九州大学・地震工学研究室 梶田幸秀教授
「道路路面とこちらの道路路面で大きく鉛直方向にずれがあります。この道を奥に行くと、このような段差が見える状況。ちょうど橋の下を断層のずれが走っている。ここの地面が下がった分だけここも一緒に下がっている」

断層のずれは、住宅のわきを通り、畑を横切って橋の真下へと続いていました。
この断層の正体は、北東から南西へ約21キロ続く「日奈久断層」です。この断層は右横にずれる断層。中央線が互いに右にずれているのが分かります。

また、この付近では片側が下がるため、この変位が橋脚間の距離に変化を生み、橋桁はずり落ち、約1.5メートルの段差ができたとみられています。

九州大学・地震工学研究室 梶田幸秀教授
「(1998年の開通当時)、断層変位を考慮して設計しなさいという思想は、まだないんですよね。揺れだけだと、ここまでひどくはならないはずです」














