■ピアニストが語る”音色の深み”

塩見さんが調律したピアノを奏でたピアニストの河端梢さんは、音色から伝わる人々の思いを感じていました。

(ピアニスト・河端梢さん)
「本当に伸びやかな音がして、100年という長い年月で環境の変化とかもたくさん受けてきたとは思うが、その都度、携わってくれる人々にとても大切に扱われてきたのがわかる。今まで受け継いできた思いを、今度は音に乗せて、たくさんの人々に届いてほしい」

(調律師・塩見浩和さん)
「みんなの笑顔が生まれるような、音楽の発信源として存続してほしい」

(開明学校元職員・堀内八重さん)
「本当に純粋で神聖なこのピアノが、喜ぶような活用をしてもらいたい」

100年以上前にドイツから海を渡り、愛媛にやってきたピアノ。

一度は音を失いながらも、地域の人々の「心」でよみがえり守られてきました。
その温かく深みのある音色は、これからも世代を超えて人々の心に響き続けます。