「疲労の限界」奮闘する病院 “我慢”の末に受診する被災者も

八代市の「熊本総合病院」。ロビーには多くの患者が詰めかけていた。

いたるところに亀裂が入り、廊下や診察室の壁などが大きく剥がれ落ちていた。

スタッフたちの疲労もピークに。事務室を訪ねると…

看護師
「みんな部署、部署で働いてますので、過度に体もかなり疲れている状況です」

熊本総合病院 堀野敬 副院長
「使命感を持ってみんなやっている。疲労の限界かなと思うんですよね」

一方、ライフラインの復旧は進んでいる。

熊本総合病院 堀野敬 副院長
「きょう午前中から(水が)出るようになった」

ところが…

熊本総合病院 堀野敬 副院長
「水が復活したのはいいけれど、いたるところから漏れ出した。結構なところでたぶん漏れがある。今まで(水を)止めていたから分からなかっただけで、病院全体であるので、直るまでだいぶかかりますよね」

病院では、訪れる人たちにできる限りの治療を行っているが、手術や透析などの治療はできない状況が続いている。

救急センターには、鹿児島や山口などから応援の医師らが集結。別の医療機関に患者を運ぶ調整が続けられていた。

医師
「現状としては、急性期、患者さんが多く押し寄せて対応が必要、治療が必要という段階は通り抜けて、普段、透析とか日常生活で治療が必要な患者さんたちをどう対応するか」

中には、時間が経ってから受診する人も。

熊本総合病院 堀野敬 副院長
「揺れとともに転倒されたみたいで、かなり膝を打たれて骨折していたのですが、いままで我慢されてたのですね。きょう来られて、膝の骨折がわかったので、手術ができる病院に送ったということですね」