倒壊した老舗菓子店の三代目 “引っ越して助かった命”と家業への思い
続いて入った八代市。多くの家屋が倒壊している。

山本恵里伽キャスター
「お菓子屋さんですが、看板が地面に付いてしまっています。カーテンのような布で覆われていて中の様子は見えませんが、ガラスが散乱しているのがわかります」
創業100年を超える、お菓子の「田代福進堂」。

このお店の三代目、 田代栄司さん(56)。
地震発生時は、2025年に引っ越したばかりの新しい店舗で作業中だった。
倒壊した建物は以前の店舗であり、田代さんの実家。母親が住んでいたが、当時は外出中で無事だった。
田代福進堂 三代目 田代栄司さん(56)
「前の店で午後4時半ぐらいだったら、私も妻も母も多分(前の)店にいたと思う」

この店の名物は創業以来続く、はちみつを練り込んで焼き上げる「福ぼうろ」。看板商品は床に散らばり、巨大なオーブンも大きく動いてしまった。
建物自体は無事だったが、業務用の電気が復旧せず、断水も続いている。
祖父の代から続く老舗を1日も早く再開させたい思いは強いが、見通しは全く立っていない。

田代福進堂 田代栄司さん(56)
「命が助かったのは、やっぱり引っ越してよかったねと。周りの人もよかったね、まず命だよねと。生まれ育ったというか、ここで親父も一生懸命がんばって、つないでもらってやっていたので。まだちょっと、気持ち的に整理ができてるようでできてない」

















