現場には「倒れて意識のない息子」が
敏さんは、知らせを受けて駆けつけた現場の異様な光景と、倒れていた将太さんの姿について当時の状況を語ります。
(堤 敏さん)
「そのとき息子はどれだけ苦しかっただろうか、どれだけ痛かっただろうか、どれだけ怖かっただろうか、つらかっただろうか。事件やその犯行、息子が受けた傷、それらを思い出すと、今でも胸が詰まり、息苦しくなる思いがします」
「理由はありません。言葉もありません。ただ刺され、倒れ、そして帰ってこなかった。その瞬間、私たちの時間も止まりました」
「私が知らせを受けて、現場に駆けつけたのは午後11時過ぎ、まだ救急車も到着していないときで、息子は交差点の横断歩道の上に1人、救命措置もされずに、左手を上に上げ、顔は左を向いて、うつ伏せに倒れていました」
「交差点を大勢の人が囲んで、たくさんの警察車両が止まっていて、騒然として、警察車両の赤色灯が辺り一面をすべて赤く照らし、浮き上がらせて異様な雰囲気でした」
「その交差点を通り過ぎたところに車を停めて、倒れている人のそばに駆け寄り、すぐに息子であるっていうことが確認できました。でも、すでに意識はありませんでした」














