際立つ少年の犯行の残忍性

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将太さんが襲われた際に、一緒にいた女子生徒の証言や現場の状況から、犯行の残忍性が明らかとなっています。敏さんは、少年による執拗な攻撃と、現場から70メートル離れた交差点まで歩いた息子の足取りに、ついて次のように語ります。

(堤 敏さん)
「女子生徒は、すぐにその場を離れて無事でした。女子生徒が逃げながら振り返ると、犯人は、その時点で息子に馬乗りになって、刃物を振り上げていたと証言しています」

「逃げようとする息子を執拗に追いかけ回して、なんのためらいもなく力いっぱい刃物を振り下ろし、切りつけ、刺して、えぐったと。そういうことも分かって、犯人の残忍性と強い殺意がうかがえます」

「襲われたあと、息子は最初に襲われた現場から70メートルほど離れた交差点まで歩いていって、その交差点の横断歩道の上に倒れました」

「交差点までの道は、まっすぐな歩道が続いているんですけども、息子が歩いた道、そのあとに残っていた血の跡は、歩道から大きく車道にはみ出して、また歩道に戻る。それを何回も繰り返し、大きく蛇行していたと聞いています」

「また、息子は交差点まで歩いている途中、何回か

『助けて、助けて』と声を出しています。

その道沿いに住んでいる方がその声を聞いていたそうです。その声は

『低く、野太い、男の人が苦しそうにうなっているような声だった』

と言っています」

「その声を聞いた人は

『事件後しばらくの間、ほんとにあの声が耳から離れなかった』と、そう話しておられます。

潰れた肺で、呼吸もできないような苦しい状態、そんな中で必死に助けを求めて声を出していたんだと思います」