あの夜、何が...父の記憶

「うつ伏せに、手当てらしいこともされずに、1人で倒れていた。その息子の頭側に回って、『将太、将太』、何回か名前を呼びました」

最愛の息子・将太さん(当時16)が事件に遭った日の鮮明な記憶を語るのは、父の堤敏さん(67)です。

将太さんは、当時高校2年生だった2010年10月4日、神戸市の路上で見ず知らずの少年に、殺傷能力の高いナイフで何度も刺され殺害されました。

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先月(7月)30日、鳥取市で開かれた講演会で、父・敏さんは「事件により失われた家族の平穏な日々」「犯人が逮捕されるまでの約11年間の闘い」そして「被害者支援の在り方」について訴えました。