復旧が見通せない道路に代わって注目が集まっているのがフェリーです。長島町と熊本県の天草を結ぶ「天長フェリー」では地震以降、利用者が増えています。

長島町の諸浦港です。ここを発着する天長フェリーは獅子島を経由して熊本県天草市の中田港まで1日5往復しています。

(記者)「熊本につながる天長フェリー、続々と車が乗り込んでいきます」

地震の影響で通行止めや渋滞が発生している地域をう回しようと、福岡や長崎などと鹿児島を行き来する利用者が増えているといいます。

(天長フェリー 波戸正和社長)「天草行きが2割ぐらい増加、土日は3~4割増えるのではないか。こんなことはない、初めて」

自宅がある長崎へ帰る途中のこちらの利用客は、被災者に配慮してフェリーを活用したといいます。

(長崎に帰る利用者)「3号線は混んでいるんじゃないか、被災者の人優先で。さすがに宮崎まわりは遠すぎる」

天長フェリーの事務所にかかってくる問い合わせの電話は、地震前は1時間に1本程度でしたが31日は10本ほどと急増しています。取材中にも…

問い合わせの多くが「予約が必要かどうか」たずねる内容だといいます。

予約が必要なのは車の長さが7メートル以上の車両で、おもに4トン以上のトラックや中型以上のバス。普通車は予約不要で来た順番に案内しています。

(天長フェリー 波戸正和社長)「こういう状態なので海上交通アクセスで存分に助けていきたい。陸が寸断されたら海上交通しかない、心構えはできているのでいつでも対応できる」

今のところ朝の便は混んでいますが、それ以降は比較的空いているということです。