西日本豪雨を受け、行われる野村ダムの改良事業について、21日夜、地元で説明会が開かれ、洪水調節機能の強化に向けた工事の概要が示されました。

愛媛県西予市野村町の乙亥会館で行われた説明会には、地元の住民らおよそ40人が出席しました。

西日本豪雨の際、野村ダムは容量がいっぱいになり、緊急放流が行われた後、肱川が氾濫し野村町は甚大な被害を受けました。

国の担当者は、ダム本体の低い位置に新たな放流設備をつくり、洪水調節用のダムの空き容量をおよそ1・3倍に増やす方針を示しました。
新たな放流設備は2028年度中の完成を予定していて、国は西日本豪雨クラスの大雨でも、緊急放流を避けられると説明しています。