減税議論が迷走の一方…高市総理は“フィジカルAI”への官民投資を活発化

高市総理(21日)
「フィジカルAIや植物工場など、他国に先駆けて実証を進め、先陣を切る官⺠投資を…」
官⺠合わせて370兆円という大規模な投資。「他国に先駆けて」と高市総理が強調したのが、フィジカルAIです。
ただ、すでにその市場を席巻しつつあるのが中国です。

20日まで上海で開かれていた「世界AI大会」。中国企業が最先端のAI技術を使ったさまざまなロボットを展示しています。
ピザを焼くロボットに、楽器を演奏するロボット。指先の器用さも人間並みに進化しています。
この分野で先を行く中国を追う形の日本。今回、「骨太の方針」で巨額の投資を掲げた高市総理は…

高市総理
「フィジカルAIついては、2040年度までに半導体を含め80兆円の官⺠投資を想定しており、その第一歩がフィジカルAIの開発基盤の構築を目指して本日より始動する」
このビデオメッセージが流れたのは、国産AIの開発に関するイベント。しかし、出席した専門家は、厳しい現実を語ります。

東京大学大学院工学系研究科 松尾豊教授
「正直なところ基盤モデルの開発、そんなに甘くないので、厳しい戦いになる」「今の世界の早い流れに、まだまだ日本はついて行けていない」
高市政権の「骨太の方針」をめぐっては、さらに厳しい見方も。
中道改革連合 階猛 幹事長
「まあ最近は“骨太ショック”などもあり」

「骨太の方針」で示された積極財政を市場が警戒し、円や国債が売られる「骨太ショック」。円安は1ドル=164円にまで迫っています。
中道改革連合 階幹事長
「国⺠の財産を犠牲にして、放漫財政をこれからも続けるということは許されない」
止まらない物価高の背景にある円安。その円安を助⻑する“財政への懸念”を抱えつつ、「骨太の方針」はどう具体化されるのでしょうか。














